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松本城(まつもとじょう)とは
長野県松本市にある、天守が国宝指定された5城(松本城、姫路城、犬山城、彦根城、松江城)に数えられる名城である。
古くは、深志城(ふかしじょう)と呼ばれ、その漆黒の威容から烏城(からすじょう)も呼ばれることもあるが、松本市教育委員会は文献上では烏城と呼ばれたことはないと否定しているなど議論を醸している。
1872年(明治5年)に天守が大蔵省(当時)によって競売にかけられ、松本城は、解体の危機を迎えるが、市川量造氏らの地元の有力者の尽力によって買い戻されて難を逃れ、当時の威容を今に伝える。
典型的な平城であり、本丸・二の丸・三の丸ともほぼ方形に整地されている。現存する12天守の中では唯一の平城として知られている。