高知城(高知県)

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高知城(こうちじょう)とは

高知県高知市にある城で、本丸の建造物が完全に残る日本唯一の城。

高知平野のほぼ中心に位置する大高坂山(おおたかさかやま・約45m)に築かれた梯郭式平山城。南を流れる鏡川、北の江ノ口川をそれぞれ外堀として利用されていた。

1601年(慶長6年)、山内一豊が関ヶ原の戦いの功績により、土佐国を与えられて土佐藩を立てる。一豊は大高坂山で築城に取り掛かり、1603年(慶長8年)に本丸や二の丸は完成するも、城全体の完成は、1611年までかかる。

3層6階の天守は、一豊が以前の居城としていた静岡県の掛川城を模したといわれ、一豊により河中山城(こうちやまじょう)と名付けられたが、高智山城と名を変えたのち、現在の高知城となるなど、名前が微妙に変遷していることは興味深い。

現存天守十二城(江戸時代に築かれた天守が残る)の一つであり、本丸御殿や追手門等が現存するなど、いわゆるお城らしさを今に伝える数少ない名城として知られる。

高知城の概要

築城年 14世紀頃?
所在地 高知県高知市
古い地名での所在地 土佐藩
別名 鷹城(ただこの呼名は、地元では聞いたことないけれど)
重要文化財 国の史跡
築城主 大高坂氏?
城主 長宗我部元親、山内一豊、山内豊敷
構造 平城
城郭構造 梯郭式平城
天守構造 独立式望楼型
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